頭痛は私たちが日常最も多く経験する障害のひとつです。頭痛にも色々な種類があり、中でも「首が理由で発生する頭痛」の事を、我々は『頚椎性頭痛(けいついせいずつう)』と呼んでいます。実際に頭痛のうちの多くが首(頚椎)の障害によって引き起こされているのですが、残念ながら一般の頭痛治療ではこれらの部分が見過ごされがちで、安易な投薬治療では根本的な問題を解決できず、治療が長期化する事も少なくありません。今回はそういった頭痛がどのように発生するのかを説明し、その上でどのような治療法が効果的なのかをご紹介しましょう。
中枢神経から分かれた神経は各々の椎骨(首、背中、腰の骨一つ一つ)の部分で、関節と筋肉の間を通過しており、首の下部では、これらの神経が腕に感覚や筋力を与える役割をしています。したがって、これらの神経が炎症を起こしたり、締め付けられると、結果として腕の痛みやうずきにつながるのです。首の神経の中でも、特に上部三つの頚椎骨(首の骨)から出ている神経は、頭部を介して、後頭部や側頭部、そしてちょうど眼の直ぐ上にある額の部分の感覚に繋がっています。ですから、首の下部で腕に痛みを引き起こすのと同じ様に、関節や筋肉に異状があると首の上部の神経が炎症を起こし、後頭部からこめかみ、また眼球の裏側にかけての痛みが発生してしまうのです。
昨今、こういった頭痛に対する最も適切な治療がカイロプラクティックであるという事が色んな研究で明らかになってきました。例えばユーゴスラビアのマリボル総合病院では、研究者達によって大規模な実験が行われ、250人の頭痛患者にカイロプラクティックによる治療が施されました。3週間に及ぶ治療の結果、実に75パーセントの患者が頭痛の低下を報告。また、1年後に行われたインタビューでも、患者の25パーセントは全く頭痛が再発しなかったと答え、65パーセントの患者もカイロプラクティク治療を行ったおかげで、頭痛の回数、そしてひどさの度合いの改善が長期的に維持されたと回答しています。参加した患者達の多くが、他の医療治療を既に受けていたにも関わらず、症状が改善してなかったという点を考えても、この実験結果は非常に有意義なものといえるでしょう。
つまり、こういった頭痛についての研究が進めば進むほど、頭痛の多くが首の上部の神経圧迫に起因するということ、そして、カイロプラクティックによる治療がもっとも効果的な処置であるということが浮き彫りになってきているのですが、一般医師達の間にはこういった研究や明白な実験結果を無視し、カイロプラクティック治療が「科学的に証明されていない」として他の治療法によって対処したがる傾向があります。しかしながら、実はカイロプラクティックは非常に科学的なもので、これらの研究も、一般の医学研究を承認するのに用いられるものと同じ、非常に科学的な手順に則って行われています。研究結果についても直ぐに専門文献などで確認する事ができるのですが、こういった事態の背景には製薬会社からの圧力などがあるようです。
したがって、もしもあなたが、原因の分からない頭痛を患っていたり、例え原因が分かっていても適切な処置がなんであるかを医師が明白にしてくれなかったり、もしくは医師の処置が頭痛の大幅な軽減に繋がらなかったり、といった問題を抱えておられる場合は、是非一度カイロプラクティック科医に相談し、それらがカイロプラクティック治療によって軽減できる類の頭痛なのかをチェックしてもらってください。