11/09/2008

ボランティアの勧め

サンクスギビングに、感謝の気持ちを他の人を助けることで表す人たちが沢山います。実は、ボランティアをすることは精神的な満足だけでなく健康にも良い影響を与えることが科学的に実証されているのです。

家族や健康に感謝する特別な日の慣習は、世界中で見られます。感謝の印として他の人々に手を差し伸べる行為は新たにボランティアをしょうとする人や心を育む機会でもあります。人々がボランティアをする動機は様々です。何かにチャレンジしたい、経験のため、見知らぬ人との出会いのため等々‥。そして、その結果得られる物も人それぞれです。ボランティアをする事など考えたことも無かった人が突然行動を起こすケースも沢山あります。2004年にタイで大津波が発生した後にも、多くの旅行者が現地にとどまりボランティアに参加しました。2000年のニューヨークのテロ事件のときも現場には多くの医師やカイロプラクターがボランティアで集まりました。

「今、自分に出来る事」を実行しようとする強い意志は、その人の精神だけでなく、健康にも強い影響を及ぼします。ボランティアを通して経験する新しい行為、視野、人間関係などがその人の人生そのものを多様化させ豊かにしてくれると共に、健康の増進や長命にも結びついていることが判ってきました。2008年に発表された研究では、60歳以上の人々に対して行われたリサーチでボランティア活動が寿命を延ばすことに効果があったとしています。ボランティアをすることが、幸福感や、充足感をもたらし健康状態を維持する助けになっている事が実証されたのです。

ボランティアは、される側の人々にも多くの影響を与えています。自らもボランティアをしようと考えたり、社会が自分を無視せず手を差し伸べてくれているのを実感できたりといった事の他にも。有償で働く人たちよりもボランティアの人たちの方が喜ばれるといった傾向も見られるそうです。受ける側の人々にとってボランティアの人々は、人間の善良性を体現する存在であるようです。研究によれば、他人を思いやる気持ちは「伝染する」「うつる」ものだそうです。ボランティアに接することにより、感情の流れが「他人を押しのける」「傷つける」事から「助ける」「思いやる」方へと変化することが認められているのです。思春期の不安定な若者の間でも同様の現象が確認されています。ボランティアを実行している青少年はその周囲によい影響を与えており、鬱状態やアルコール中毒、問題行動の発生率を低下させていると言われています。

元気なお年寄りで、多くの時間を介護、ヘルプ、などのボランティアに使っている人が沢山いらっしゃいます。ボランティアをする事が人生の充足感や満足感を高め、幸福感や自信に繋がっているのです。伴侶を失い未亡人となられた人々の中にも、ボランティアをすることによって悲しみや喪失感を和らげることが出来たといわれる方が沢山おられます。ジョージワシントンカーバーが記したとおり「自分が元気になりたかったら、先ず誰かを元気にすることを考えなさい。」と言うことなのでしょう。

ある社会学者は、老人の社会参加を促すことこそが蓄積された知識や経験と労働力を生かすことに繋がり、現代社会が抱える老人問題の多くを減少、解決する原動力となると示唆しています。

ボランティアを始めてみませんか?自分が出来る事から、自分の身近な所から始めましょう。今、あなたが出来る事はあなた自身が思っているよりもずっと多いことに気がつく事でしょう。そして、ボランティアをすることであなた自身が得ることもあなたが思っているよりもずっと多いことにも。