11/14/2008

メニエール病をご存知ですか?

メニエール病はめまいや内耳の痛み、低音域の聴力低下、耳鳴り、吐き気などの症状を伴う内耳に発症する病気です。めまいは前触れも無く突然起こるためとても危険です。症状は数時間から丸一日続く事もあり、ひどく衰弱する為仕事をすることはおろか、運転することも普通に歩くことさえ困難になります。発症した側の耳は音が途切れ途切れに聞こえるようになり次第に悪化します。現在のところ治療方法は確立されていませんが、最近の研究でカイロプラクティック治療が大変効果的であることが判ってきました。

何がメニエール病を引き起こすのか、はっきりした原因は判っていません。内耳にある液体の増加が症状の原因と云われていますが、何故増加が起こるのかはまだ不明です。子供から高齢者まで誰でも発病しますが、40代50代の患者数が多いようです。

脊椎の上部、首の後ろの骨は頚椎と呼ばれています。この小さな一連の骨の中を脳と体の各部を繋ぐ全ての神経が通っています。そのためこの部分にずれなどの異状が起こると、神経が圧迫され体のあちこちに色々な症状を引き起こします。 その症状は頚椎の異状を取り除かない限り続くと考えられます。頚椎のずれは事故や怪我が無くても起こります。わずか数オンスの頭骸骨のすぐ下の小さな骨がボーリングの玉ほどの重さのある頭部を一日中支え、複雑な動きを可能にしているからです。

カイロプラクティックは骨のずれや歪みが原因で起こる神経の圧迫を取り除く治療に重点を置いています。独特の手技によって骨を動かし正しい位置に戻す治療がメニエール病の症状の軽減や改善に効果があった例が報告されています。

頚椎のずれが起こっている259人の患者に対するリサーチでは15%の患者に聴力低下が見られ、40%近くの患者には低周波音域に対する聴力低下が確認されました。そのうちでカイロプラクティックの治療を受けた62人のケースでは劇的な症状の改善が見られました。このような聴力低下に対しては頚椎へのカイロプラクティック治療が最も適していると結論付けています。

メニエール病の患者には、噛み合わせの問題(TMJ)を伴っているケースも多く見られます。この場合、めまいや顎、首の筋肉の緊張、顔やこめかみの痛み等の症状が見られます。ある研究ではTMJの患者は首や肩にも不具合を生じているケースが多く、曲げたりひねったりする事に痛みを伴ったり支障が出たりしていることが発見されています。1/3の患者では顎の動きがめまいに影響しており、75%もの患者は頭や首の動きが耳鳴りを起こす事があるとの結果が出ています。カイロプラクティックは噛み合わせの治療にも多くの実績があります。

症状の改善には、治療のほかにもいくつか有効とされている方法があります。

   ストレスを減らす

   塩分の摂取を減らす。(内耳の液体の増加を抑える。)

   アルコール、カフェイン、ニコチンを控える。

   運動をする。(ウオーキング、ランニング等でバランス感覚を鍛え、血行や循環機能を高める。)

   充分な水分の補給(35ml/kgを目安として)

   酸化防止効果のあるサプリメントの服用(担当医と相談の上行いましょう)

水分の補給は聴力の回復やめまいの抑制に大きな成果を挙げており、メニエール病の治療として最も効率が良いとされています。また、メニエール病の患者さんには活性酸素濃度が高い傾向が見られるため、抗酸化作用のあるサプリメントが効果的である可能性が注目されています。