10/26/2008

首の痛みについての話

朝目覚めた時、安眠による気持ちの良さよりも首の痛みの方がまさってしまうような時は、本当にうんざりしてしまうものです。首を回すと痛いので、最初は体全体をよじったりして痛みを回避していても、うっかり痛む事を忘れて首を回してしまった時の激痛といったらありません。なぜ私達はこのような首の痛みに悩まされるのでしょう?

仮に10ポンドの重さの荷物を一日中持ち歩かなくてはならないとしましょう。10ポンドと言えば、最初は重さをそれほど感じることのない程度ですが、ずっと持っていれば一日の終わりにはかなり重く感じるはずです。平均重量が約10ポンドある『頭』を支えている首にも同じ事がいえます。7個の首の骨とその周りの筋肉は、貴方が立ったり、座ったり、上や下を向いたり、振り向いたりするたびに常にバランスを取って『頭』を支えているのですから、圧迫による痛みが発生するのも至極当然の事といえます。それでは痛みを無くす為にはどうすれば良いのでしょうか?

まず日常生活の中で、首の痛みの原因になりそうな事をしていないかチェックしてみましょう。例えば良くない体勢で寝ていたり、目線よりも上にあるものを見続けていたり、コンピューターのモニターや机を常に見下ろす状態で仕事をし続けたり、ハイヒールを頻繁に履いたり、片手だけに重いものを持ったり、電話をする時に肩で受話器を支えたり、運転をする時におかしな姿勢でシートに座ったりしている場合は気をつけましょう。また、起床時や仕事の後に首が痛む場合は次のような事柄が主な原因として考えられす。

悪い姿勢

ストレス

過度の疲労

これらの要因は、単独ではなく、複数のコンビネーションで影響を及ぼすと考えた方が良いでしょう。

当然ながら、上記のような事を日常的にしている場合は、それらをしないように気を付ける事が必要です。つまり、私達は次に挙げるような事柄に気を付けるだけで、かなり痛みを予防する事が出来るはずなのです。

バランスの取れた良い姿勢を心がける。

目の位置を水平に保ち、コンピューターのモニターを連続して凝視するなど、

長時間集中しすぎないように注意する。

リラックスした生活を送れるように生活を見直す。

運転中の姿勢にも注意し、出来るだけ穏やかな運転を行う。

ストレスを感じたら直ぐに発散出来る方法を見つける。

毎日の適度な運動を心がける。

ただし、重症の時は直ぐにでもカイロプラクティック医など専門医の治療が必要です。次のリストが当てはまる場合は直ちにお問い合わせ下さい。

痛みが24時間以上持続したり、再発する。

持続性の頭痛がある。

顔、耳、肩、腕または手の痛みがある。

めまいがする。

胸の痛みがある。

専門医を訪れる時には、痛みの状態をメモに取っておくと的確な治療の為に役立ちます。

最後になりますが、朝は痛かったはずの首が、時間が経つにつれて良くなる場合は関節炎の可能性が考えられます。同様に首の痛みが咳やくしゃみで悪化したり、腕にしびれや麻痺を感じる場合は、椎間板の問題が懸念されます。どちらにせよ、我々カイロプラクティック医はそれらに対する的確な治療法を熟知していますので、該当すると思われる場合は是非一度お問い合わせ下さい。

頚部硬直(固まったような首の痛み)について

クルマをバックさせる為に後ろを振り向こうとして、あまりの首の痛みに身体全体をよじらなくてはならなくなった事はありませんか?このように首の痛みが激しすぎて、頭を回す事を制限されてしまう症状を医学的には頚部硬直と呼んでいます。通常、頚部硬直は片方の向きだけに起こり、実に二人に一人が一度は経験すると言われています。軽症の場合は1〜2日で自然治癒しますが、ひどいケースになると医療処置が必要になります。

ところが、頚部硬直に対する一般的な医師による処置は、鎮痛剤や筋弛緩薬の処方、もしくは静養の勧め程度にとどまり、残念ながらあまり効果的であるとはいえません。その点、カイロプラクティック医は、頸椎や、それを支える軟部組織に正確な矯正技術を施し、より効果的な処置を行っています。

カイロプラクティックが、一般医療に比べてどれくらい頚部硬直に効果的なのかを調査した実験結果がありますのでご紹介しましょう。これは、ある医科大学で100名の頚部硬直患者をランダムに2グループに分けて行われた調査なのですが、最初のグループには痛み止めや、筋弛緩薬、そして理学療法(超音波治療と温熱療法)といった一般医療が72時間行われ、もう一つのグループには専門医によるカイロプラクティック治療(首・背骨の矯正と指圧療法)が施されました。治療後、改善の具合についてのアンケートと、実際に首が動かせるようになった可動域の測定を両グループに行ったところ、カイロプラクティックが施された患者の89%が症状の改善があったと答えたのに対し、一般医療を受けた患者では、それが59%にとどまりました。また、首の可動域に関しても、カイロプラクティックのグループには大きな向上が見られたのに比べ、一般医療のグループでは極めて少ない改善しか記録されませんでした。

この調査結果により、急性的な首の痛みからの改善にはカイロプラクティックの方が明らかに優れているという事が証明されました。現在、慢性的な首の痛みの治療についても研究が続けられていますが、慢性的な腰の痛みについては、カイロプラクティックの方が効果的であるという事が既に他の研究で証明されており、こちらについても似たような結果が出るであろう事が予想されます。

また、この実験ではもう一つ大切な事が確認されています。それは治療を受けるタイミングについてなのですが、直ぐに適切な治療が行われなかった場合、更なる損傷の可能性がある事を警鐘しています。つまり痛みの度合いによっては、ベッドでの静養が必ずしも最善というわけではないのです。ですから、もしも貴方が首の痛みにお悩みなのであれば、少しでも早くお近くのカイロプラクティック医に相談し、痛みのない快適な生活を取り戻してください。