朝起きた時に、首の周りに痛みを感じた事のある方も多いと思います。これは、俗に言う『寝違え』です。このような首のコリや痛みは日常的に起こるものですが、何が原因で起こってしまったのか、どのように治療したら良いのか、という点については、あまり深く考えずにそのまま放置してしまっている人が多いようです。それでは、どのように『寝違え』は起こってしまうのでしょうか?
1986年、オーストラリアにあるアレキサンドリア王女病院のペインクリニックが行った首のコリや痛みに関する大規模な研究によると、これらの痛みの原因として、椎間関節(背骨の関節)と呼ばれる背骨の間接が大きく関係していることが明らかになりました。彼らが調べた患者のうち、実に71%の患者において首の椎間関節の一部が狭くなっており、この痛みにとても敏感な小さな背骨の間接が狭くなって圧迫されてしまうことが、首や肩の痛み、それに伴って発症する筋肉の痙攣や頭痛の原因だと結論付けています。
これらの患者の殆どは、一度は一般医師の診察を受けたことがあったのですが、何が原因なのか分からず、そのままになっていました。これは、患者本人も忘れてしまっているような事故やケガが原因だからだと考えられます。例えば、ちょっとした自動車事故の後に、首の凝りや痛みがあったとしても、大抵の人は我慢してしまいます。放置していると表面上は痛みが無くなってしまったように思えるのですが、たとえ軽度だとはいえ椎間関節の一部が狭くなってしまった場合は、適切な治療を施さないと完治したわけではないので、ある朝起きてみると首が動かなかったり、ひどい痙攣や痛みなどを伴ってしまうのです。
つまり、軽度の症状のままずっとあった障害が、睡眠中の首の位置や寝相が悪かったことによって深刻な状態になってしまったのが『寝違え』などに代表される首のコリや痛みです。つまり、最初に怪我をした時に、きちんと治療していれば、ひどい痛みに悩まされることは無かったはずなのです。
私達が行うカイロプラクティック療法は、こういった痛みを効果的に緩和するので、迅速な処置を受けていれば、長い苦しみを予防することが可能です。ですから、あなたが何か重いものを持ち上げたり、自動車事故に遭って首や背中に圧迫感や引っ張られるような感じがした時には、それがたとえ軽い痛みであっても、速やかにカイロプラクティック医の診察を受けて問題を解決しておいてください。そうすれば目が覚めた時に、首の凝りや痛みに突然悩まされるというような事にはならないはずです。何か怪我をしてしまった時には、直ちにカイロプラクティック医の診察を受けられることをお勧めします。